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Chitchies

15歳のパグ犬チッチと5●歳飼い主夫婦の、ドジでおまぬけな毎日。

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いきさつ その壱

私は大の猫好きだ。
我が家は家族全員動物好きだ。
特に母が猫好きで、自然子供の頃から猫ばかり飼っていた。
小学6年の頃、何を思ったか親がペルシャ猫を連れて帰ってきた。毛の長い猫なんて初めて見たから、すごくビックリした。
その猫は、私が成人し、結婚して家を出るまでの約20年間生きて、私の親友だった。
結婚してからは、ずっと共稼ぎだし、集合住宅の建前で、ペット不可の環境なので、動物と暮らすことは諦めていた。
ところが、主人の実家の、歳をとって足が不自由になった猫を、ひょんなことから私が引き取ることになった。(当時失業中で家にいたのも、ラッキーだった。)
この猫とは、亡くなるまで3年間一緒に暮らした。私は彼女を溺愛して、どうしても一緒に寝たくて、リビングに布団を敷き、シーツの上にペットシーツを敷き詰めて(粗相をしてしまうので)大事に大事にその猫を抱いて寝た。足が不自由だから、トイレがうまくできない、タイミングを見計らって、トイレに入るのを手伝ってやり、エサも鯵を焼いて骨をきれいにとってやったり、刺身用のマグロの柵を焼いてやったりとお姫様扱いであった。

3年目の夏は暑すぎた。

死んでしまったのは、もう19歳に近かったし、大往生だよ、と納得はできたのだが、いなくなってしまった寂しさでおかしくなりそうだった。

一度猫のいる暮らしを始めてしまうと、やめられなくなる。
また猫が飼いたい、と主人にいくら頼んでも、拝んでも、泣き落としても、主人は首を縦に振らない。
うちで飼えば、外に出してやれない、隠れて飼う事になるし、昼間はずっと留守番だし、飼われる動物が気の毒だ。というのが定説であった。
先代(件の猫)は歳をとっていたから、家の中を走り回るわけでもないし、飼ってやれたんだよ、といわれたので、なら歳をとった猫の里親になる!とも息巻いたが、許してもらえなかった。

そんな頑固者が、チッチには一目ぼれである。

ガラスケースの中に彼はいた。
その頃、実家の母が犬を飼いたい、などと言い出したので、ほんの下見のつもりで入った店だった。
パピヨンやらコーギーやら、他の仔犬たちは、ケースの中で、愛くるしい表情で私たちを見つめていた。
だれだって、仔犬のあの目にはぐらっとする。
まさにサラ金の宣伝と一緒である。

ところが、チッチは、その小さな身体を丸めて何も聞こえないように寝入っている。
おでこにはウンコが付いている。
お客が見に来ていることなどお構い無しである。

主人がいつまでもそのガラスケースから動こうとしないので、私がふざけて
「どうする♪○イフル~」などとからかってやった。

それがまずかった。

主人は、「そうか、欲しければお金を出せば手に入るんだ」ということに気付いてしまった。

それから2ヶ月、毎週末、下手すると土日とも、車で40分はかかるその店まで日参することになろうとは夢にも思わなかった。

初めは、
「かわいいから見に行こう。」だった
それがだんだん
「今度見に行って、いなかったらどうする?」となった

もちろん私にそんな気はないので、
「うちで飼えるわけないじゃん」と相手にしていなかった。

私には猫が飼いたい、といった時に散々反対された恨みもある。
それを犬なんてとんでもない!第一、吠えたり暴れたらどうするの?
散歩に連れ出したら、ご近所に見られちゃうよ?
家を出て行けって言われたらどうするの?
転勤とかになったらどうするの?

これでもかというくらいの「正論」の羅列である。

そんなことでめげる主人ではない。

仕舞いには脅しが入ってきた。

「明日行ってチッチがいなかったら家出してやるからな!」
(すでにチッチという名前が付いている^^;)

そうこうしている間に、売れてしまえばいいものを、これが、チッチのやつ、いつまで経っても売れないのだ。他のケースにいた同期達は、とっくにいなくなっているというのに・・・。

要領が悪いのか?いつ行っても、お尻を向けて寝ていたり、いいところがない。

ところが、私と主人の顔を覚えてしまったのか(まさかとは思うが)
私たちが見に行くと、ガラスを引っかくようになったのだ。
「おい、いつまで待たせるんだよ、早くここから出して!」と言っているようだ。

ついには私の根負けである。

猫好きなはずのこの私が、「犬は柴犬」と思っていたこの私が、何の因果で、しわくちゃオッサン顔の犬に大枚を投じることになろうとは・・・

かくして、結婚10年の記念で、海外旅行に行こうとこっそり貯めていたへそくりは、今日も私の足元でイビキをかいて眠っている。

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| 愛犬ちっち、そのオマヌケな毎日 | 14:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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