Chitchies

14歳のパグ犬チッチと5●歳飼い主夫婦の、ドジでおまぬけな毎日。

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ROOTS③MIYANO-MAE

お宮から、元あった祖母の家を見下ろす
親戚が皆同じ姓なので、屋号で呼び合っていると書いたが
なぜその屋号になったのかは、よく知らなかった。

叔母さんの家のすぐ横に、お社がある。
大きな杉の木に守られたそれは、本当に小さなお社で、賽銭箱もない。
近年新しくしたらしい鳥居だけが妙に新品。
石の階段にはびっしりと苔がついていて、その上には杉の葉が積もっている。
チッチと登ってみたけれど、石段なのに、杉の葉でモコモコしている。
なんとも風情のあるお社

このお社の目の前に、かつては祖母の家があったそうだ。
30数年前に主人の実家に同居することになった後は、叔母の家の農具等を置く、ドングリ型の小屋が建てられていて、祖母がここで、主人母と叔母さん。3人で暮らした家はもうない。

お社の根元に住んでいたから、祖母の屋号は「宮の前」と言ったそうで。
ちなみにその、鳥居の反対側に住んでいた親戚は「宮下さん」だそうだ・・
至って単純なネーミング。わかりやすすぎる^^;。

ずっと話に聞いていたその「宮の前」に立ってみる。
農具小屋はどこもこの形をしている

主人はうれしがって、あちこちと写真を撮っている。
少し蒸し暑い朝で、チッチが暑がっている。
チッチのガハガハ音が、妙に響く。

ぶらぶら歩いていると、まだ6時台だというのに、どの家も庭先に人が出て何かやっている。

私たちに気づくと
「どこの人?」と不思議そうな顔をして見ている。
誰も知らない人はいない。そんな田舎道なのだ。
遠くを見渡すとこんな景色

家に戻って叔母さんの作ってくれた朝ごはんを食べた。
筍と竹輪の煮物、わらびに山アスパラ、味噌汁の実は茗荷の芽。
どれもこの辺で叔母さんが採ってきたものだ。
特に筍はやわらかくて甘みがあって、美味しい美味しいと、一人で食べてしまった。
水が美味しいから、味噌汁もお茶もすごく美味しい。
遠慮なくパクパク食べて、片づけが済んだら、炬燵に背中を炙りながらゴロリと横になって食休み。

この間、チッチはというと、クレートの中で居眠りをしている。
クレートを置かせてもらった玄関口は、かなりの広さがあり、横に一つ、道具置き場のような部屋がある。
もうひとつは・・なんと、以前はここで牛を飼っていたそうで、牛をつなぐ棒が今でも残っている。
チッチが泊まったのは、こんなところ

今でも牛がいたらチッチはさぞ驚いただろうなあ・・・(私もビックリだけど)

コンクリ敷きのこのスペースは、少し汗ばむような今朝の陽気でも、ヒンヤリとして、時折涼しい風さえ入ってくる。
そして、頭の上の梁には、なんとツバメが3つも巣を作っていて、親鳥が卵を温めている。

ツバメのために、横の小窓は開け放してあって、彼らは器用にその小さな窓から自由に出入りしているのだ。
チッチを連れて行く行かないで、私が渋っていた時、主人が
「叔母さんちはな~、家の中でツバメ飼ってるんだぞ!(だからチッチくらいへいちゃらだ)」
と言っていたのが、これだった。

ツバメの巣の下には、菓子箱のフタが置いてあり、彼らの落とし物をキャッチできるようにしてある。
頭の上にはツバメがきている


ソフクレートの入り口を開けておいても、チッチは中に入って寝ている。
石のヒンヤリ感が心地よいらしい。

泊りに来ていた叔母さんの孫のケイちゃんが、目をこすりながらようやっと起きてきた。
夜中の珍客衆にちょっと人見知りしているようだが、叔父さんに
「ケイちゃん、玄関見てきてごらん、面白い顔のワンちゃん来とるで」
そう言われて、チッチを見に行ったら、すっかり気に入ってくれたようで、何度も何度も、覗いて見ている。

お近づきの印に、チッチの一発芸、「オスワリ」「お手」「おかわり」「マテ」
を披露したらすごく喜んでくれた。
チッチは愛想もないが、飛びついたりもしないので、子供にはウケがよいのだ。

食休みの後、裏山にあるご先祖の墓地にお参りに行った。
急な坂を上がってすぐだが、変わった形のガードレールがある。
なんでM字型しているのかしら?って思ったら、なんと雪の重さで曲がったのだそうだ。

初夏のこの風景からは想像もできないが、今年は4メートルも雪が積もり、5月の連休まで残っていたそうだ。
道路標識やガードレールなど、ひとたまりもない。
そういえば、どの家の屋根も傾斜が強い大きな屋根で、二階部分にドアがついている家もある。

へえ~っ!?


朝から何度驚いたことか・・・
そんな厳しい気候条件の中、長い年月耐えてきた家は、堂々としてたくましく、そして温かい
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| チッチとお出かけ | 23:28 | comments:10 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

すてきなお家ですね、ツバメの巣は幸運を運んでくるそうですよ。 もう充分幸福そうなご一家ですけどe-278
チッチ君が快適で、よかったですね。 ヒンヤリ床で寝るのはさぞ、気持ちよかったでしょう。
山菜や野菜がとても美味しい所ですね。
お嫁さんのお母さんが宅急便で送ってくださった野菜たちの美味しさは忘れられません。
ことになが~~いナスで色が淡い紫のは、焼きナスにしてと言われたのですが、絶品でした。 あと、枝豆・・・もうこちらのものとは比べ物にならない美味しさでした。

屋号は「柿屋」で、昔は柿を育てていたそうです。
でも、「宮ノ前」の宮下さん、いいですね。
冬の豪雪はたいへんでしょうが、一族やご近所さんと仲良く暮らしている様子が、おおらかな風景からも伝わって来るような気がしました。

| メイ | 2011/06/09 05:20 | URL |

あった!あった!牛小屋!
いた!いた!牛さん2頭!
挙句の果てにトイレが牛小屋の隣…
用を足してると
上から牛さんが覗いてくるの…えっち!

| じゅんこ | 2011/06/09 08:09 | URL | ≫ EDIT

こんにちは!(^-^)
ご主人のお家は、新潟出身の方々だったんですか~☆
新潟、行ったことないなぁ。(正確には、産まれたての頃、父の仕事の関係で直江津にいたらしいけど、覚えてない。(笑))
色々行ってみたいところはあるのですが・・・。

私の父方の祖母の家は那須なんですが、似た雰囲気なんですよ~♪
子供の頃遊びに行った時は、母屋の隣の牛小屋に牛がいて、お風呂は薪の五右衛門風呂(!)でした^m^
子供の頃行っても、牛が怖かったり、お風呂が熱かったりでいまいち馴染めませんでしたが(笑)、ほんとにもったいないことしました。
大人になってから行きたかったな・・・。(今はすっかり建て替えてしまったので。)
うさぎさん、羨ましいです☆

1枚目の写真、光と影がクッキリきれいで、緑が濃くて、すごくよく撮れてますね!
夏に行ってもきっと気持ちいんだろうな~(*^_^*)

| みほみほ | 2011/06/09 17:27 | URL |

豪雪地帯での暮らしは 想像出来ませんね

こんばんは
写真を拝見すると、木の幹が曲がっているような~、雪の影響なのでしょうね。

緑の季節は時間を惜しんで 朝早くから働くのでしょうか。

屋号 私たちの両方の実家にもあります。
夫の実家は角に建っているから角(かど)ですって、判り易いでしょう。
ちなみに幼少の頃は かどのお坊ちゃまと呼ばれていたそうな、ほんとかしら?。

至れり尽くせりのつばめさん 無事に巣立ってくれるといいですね。
チッチ君も老後は ここにすれば~。(笑)

| 姫恋ママ | 2011/06/09 19:50 | URL |

メイさんへ

メイさん、こんばんは~

> すてきなお家ですね、ツバメの巣は幸運を運んでくるそうですよ。 もう充分幸福そうなご一家ですけどe-278

家の軒先にツバメがきたら、巣は落としちゃいけないって、昔からよく聞きましたが、家の中に作っちゃっている場合はどうなんでしょうね~^^;
こんな作りの面白い家は初めてでした、玄関だけでも、うちの居間くらいの広さがあって・・^^;

> チッチ君が快適で、よかったですね。 ヒンヤリ床で寝るのはさぞ、気持ちよかったでしょう。

チッチは気に入っているのか、そこが安全だと思っていたのか、ずっと引っ込んでいました。
ちょっと蒸し暑い日だったので心配だったのですが、床が冷たくて気に入っていたみたいです。

> 山菜や野菜がとても美味しい所ですね。
> お嫁さんのお母さんが宅急便で送ってくださった野菜たちの美味しさは忘れられません。
> ことになが~~いナスで色が淡い紫のは、焼きナスにしてと言われたのですが、絶品でした。 あと、枝豆・・・もうこちらのものとは比べ物にならない美味しさでした。

ホントに、お世辞抜きで美味しかったんです。
叔母さんも料理が上手なんでしょうけど、素材がやっぱり違うんでしょうね。
鮮度も違うし。
あの筍、また食べたいです~

> 屋号は「柿屋」で、昔は柿を育てていたそうです。
> でも、「宮ノ前」の宮下さん、いいですね。
> 冬の豪雪はたいへんでしょうが、一族やご近所さんと仲良く暮らしている様子が、おおらかな風景からも伝わって来るような気がしました。

叔母さんの家は「アメヤ」って屋号なんですが、なんでアメヤなのかは、誰も知らないみたいです。
昔飴を売っていたのかなあ?

| うさぎ | 2011/06/10 00:10 | URL | ≫ EDIT

じゅんこさんへ

じゅんこさん、こんばんは~

> あった!あった!牛小屋!
> いた!いた!牛さん2頭!

えーっつ、ほんと?
じゅんこさんの田舎の家ですか?
私は家の中に牛小屋がある家は初めて見ました~

> 挙句の果てにトイレが牛小屋の隣…
> 用を足してると
> 上から牛さんが覗いてくるの…えっち!

ぶはは(^O^)
牛に見られちゃうんだ・・・
叔母さんちも、お手洗いは近代化されていて、牛さんは覗き見できないようになっていました。

| うさぎ | 2011/06/10 00:12 | URL | ≫ EDIT

みほみほさんへ

みほみほさん、こんばんは~

> ご主人のお家は、新潟出身の方々だったんですか~☆
> 新潟、行ったことないなぁ。(正確には、産まれたての頃、父の仕事の関係で直江津にいたらしいけど、覚えてない。(笑))
> 色々行ってみたいところはあるのですが・・・。

そうなんす、主人実家はどっぷり新潟県人会なのですわ。
新潟、行ったことない?
みほみほさんはスキーはやらないんだっけ?
私が学生時代はスキー全盛期で、よく行ったけど、石打とか、湯沢とか・・・

> 私の父方の祖母の家は那須なんですが、似た雰囲気なんですよ~♪
> 子供の頃遊びに行った時は、母屋の隣の牛小屋に牛がいて、お風呂は薪の五右衛門風呂(!)でした^m^
> 子供の頃行っても、牛が怖かったり、お風呂が熱かったりでいまいち馴染めませんでしたが(笑)、ほんとにもったいないことしました。
> 大人になってから行きたかったな・・・。(今はすっかり建て替えてしまったので。)
> うさぎさん、羨ましいです☆

おお、みほみほさんの田舎も、いい感じだったんですね~
そうなの、子供の頃だと、自分の家とあまり違うと「怖い」って思っちゃうから、楽しめないんですよね。
この年になってからだからこそ、楽しめるのかも知れません。

> 1枚目の写真、光と影がクッキリきれいで、緑が濃くて、すごくよく撮れてますね!
> 夏に行ってもきっと気持ちいんだろうな~(*^_^*)

ありがとうです、私もずいぶん緑がキレイな写真だな、って思っていました。
色々な緑があって・・・
夏はどうなんでしょうね~、新潟って場所によってはかなり暑いでしょ?
結構暑いのかも。
チッチ連れてはちょっと無理かな・・・

| うさぎ | 2011/06/10 00:17 | URL | ≫ EDIT

姫恋ママさんへ

姫恋ママさん、こんばんは~

> 写真を拝見すると、木の幹が曲がっているような~、雪の影響なのでしょうね。

たしかに、雪深い土地なので影響大でしょうね。

> 緑の季節は時間を惜しんで 朝早くから働くのでしょうか。

そんな感じかも、皆さん早起きでビックリですが。

> 屋号 私たちの両方の実家にもあります。
> 夫の実家は角に建っているから角(かど)ですって、判り易いでしょう。
> ちなみに幼少の頃は かどのお坊ちゃまと呼ばれていたそうな、ほんとかしら?。

ぶはは~
恋さんパパは「角のお坊ちゃま」だったのですね。
屋号って面白いですよね、それにしても「角」って・・・
ミヤノマエよりすごいかも。

> 至れり尽くせりのつばめさん 無事に巣立ってくれるといいですね。
> チッチ君も老後は ここにすれば~。(笑)

叔父さんも叔母さんも口をそろえて「雪さえなけりゃね」って言っていました。
雪の苦労は並大抵ではないようです。
ガードレールの写真、撮ってくればよかったな、ほんと、グニャリと曲がってるんです。
でも、雪の時も一度行ってみたいです。

| うさぎ | 2011/06/10 00:22 | URL | ≫ EDIT

こんにちは。
こちら福島は、とても蒸暑い一日になりましたが、関東はいかがでしょうか?
チッチ君のガハガハが、聞こえてくるようです。

祖母の実家では、馬小屋があったと聞いています。
私達が、パグズと生活しているように、牛でも馬でも、
家族の一員だったと、母が言っておりました。

今住んでいる私の実家の屋号は『観月』
遠い昔、本家から分家した際に、村のはずれに家を構え
『はずれ』って位なので、周囲に障害物が無い・・・
お月様も、よく見える・・・って事みたいです。
ご先祖様は、ロマンチストだったのかしらね。

そうそう・・・よ~く見たら、毛虫クンが居ましたよ。



| kaori | 2011/06/10 16:33 | URL |

kaoriさんへ

kaoriさん、こんばんは~
お返事遅くなってゴメンナサイ。

> こちら福島は、とても蒸暑い一日になりましたが、関東はいかがでしょうか?
> チッチ君のガハガハが、聞こえてくるようです。

シバケンも、めちゃくちゃ蒸し暑いです。
なんか、サウナの中にいるような、ムッシーっとした感じ。
何もかもがカビてきそうです・・・

> 祖母の実家では、馬小屋があったと聞いています。
> 私達が、パグズと生活しているように、牛でも馬でも、
> 家族の一員だったと、母が言っておりました。

ふおお~
馬小屋ですか~
結構メジャーな(?)話なんですね

私が一番ビックリしたのは、牛のスペースが、母屋の同じ屋根の下にあったことなんですよ。
裏に牛が、とか、馬小屋が・・なら分かるんですが、なんで玄関に??

> 今住んでいる私の実家の屋号は『観月』
> 遠い昔、本家から分家した際に、村のはずれに家を構え
> 『はずれ』って位なので、周囲に障害物が無い・・・
> お月様も、よく見える・・・って事みたいです。
> ご先祖様は、ロマンチストだったのかしらね。

観月とは風流な~
屋号はそうじゃなくっちゃ!(←?)

お宮の前だから宮の前、そのままスギでしょ??
後で聞いたら「宮下」は親戚じゃなかったらしいし・・・

古き良きニッポン・・
やっぱいいなあ~(^O^)/

> そうそう・・・よ~く見たら、毛虫クンが居ましたよ。

| うさぎ | 2011/06/11 22:33 | URL | ≫ EDIT















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